2008年11月1日土曜日

from jun

マシンは翌朝ビバークに戻ってきた。
残念だが、不思議なほどあっさりした自分に少し戸惑う。
ダカールラリーだとそうは言ってられないと思うが。

新型ゆえにこういうトラブルは仕方がない。
それに2日目こそ苦労したが、砂丘の中でもあのマシンを乗りこな
せるようになった、という自信もついた。このレースではダメだったが、
ダカールラリーに向けてのデータは取れたと、自分では思っている。
だからあっさりしているのかもしれない。

そう言いつつ、やっぱりとり残されたビバークは寂しいし、今こうしてド
バイに戻ってきてもバカ騒ぎする気分にはなれないかな。

フライトまで時間があるので、プールなんぞ入って見るけど、やっぱり
アッサリしてても、スッキリはしないよね。
でも日本に帰ったらそんな気分は吹き飛ばしてダカールに集中するよ!!!!

2008年10月30日木曜日

from jun

スタートして今日はリズムがいいと自分でも分かるくらい調子よかった。
早く走るところは早く、ちょっとでもやばいと思ったところは丁寧に。上
手く使い分けることでいい感じで走れるようになった。
実際35km地点までに、4分前にスタートした同クラス2
位のパスファインダーをば抜けたくらい。
この調子なら30分は挽回できるんじゃないか!!
と思った矢先にマシントラブル発生。どうする事も出来ずに助けを待つは
目になった。
やっぱり新型はどこが壊れるか予想出来ないね。予想していなかったとこ
ろが壊れたから、チームも大わらわ。
でも決して諦めないのがこのチームのいいところ。
リスタートするために全員で頑張った。けれど、致命的なトラブルである
ことが判明し、リタイアが確実になってしまった。

余りの出来事に呆気に取られているが、今回のトラブルは誰が悪いわけで
もないし、運が悪かったというのか、予測不可能というか、新型マシンを
走らせるには、色んなことがまだまだわかっていないということだと思
う。

正直ダカールラリーのためにもう少し走りたかったが、今回得たデータを
何としてもつなげたいと思う。

今回応援して頂いたみなさんには本当に申し訳ない。

マシンはまだ砂丘の中に取り残されているので、まずは回収作業をすべ
く、チームは動いてます。

LEG2 ラリー2日目

レース3日目は前日同様のサラサラの砂丘やアップダウンの激しい砂丘を抜けるステージ。

35km地点で4分前にスタートしたライバル・ロッソを追い抜くほど、快調にリズムに乗り走っていたものの、59km地点でマシントラブルが発生、リカバリー出来ずに今日のレースを終ええることとなった。

from Jun:
スタートしてすぐに4分先を走っているライバル・ロッソを追い抜くほど順調に走っていたところで、トラブル発生。
新型マシンのシェイクダウンだけに、色々なトラブルは予想していたけど、想定外のトラブルでした。
今晩中にメカニックが走れるようにしてくれると思うので、明日も頑張ります。

2008年10月29日水曜日

LEG2 ラリー2日目

長い間雨がなくサラサラになった砂丘が続く厳しいステージ、
多くの選手がスタックを繰り返し、怪我や脱水症状でヘリで運ばれる選手が続出した。


from Jun:
6回のスタック、こんなにスタックしたのは初めて、レースにならない状態でした。
ジャッキを使うほどでもなくラダーを敷いて脱出しましたが、それを6回も繰り返すのは過酷そのもの、
今日は体力勝負の厳しい一日でした。

総合順位
Po No Competitor Maker Gap
1 201 ATTIYAH/THORNER BMW
2 204 ALHELI/AL KENDI NISSAN 1h09'40
3 241 CHAGI/SAVOSTIN KAMAZ 1h10'34
4 203 NOVITSKY/TYUPENKIN BMW 1h10'34
5 218 ROSSO/LURQUIN NISSAN 1h25'54
6 220 SHAWI/AMRI NISSAN 1h50'18
7 206 BOWLER/MUMBY BOWLER 1h52'25
8 211 MITSUHASHI/MIURA TOYOTA 2h07'03


市販車部門
Po No Competitor Maker Gap
1 204 ALHELI/AL KENDI NISSAN
2 218 ROSSO/LURQUIN NISSAN 0h16'14
3 220 SHAWI/AMRI NISSAN 0h40'38
4 211 MITSUHASHI/MIURA TOYOTA 0h57'23
5 221 ALHEIRAZ/BINZAYED NISSAN 1h11'12

より詳しいリザルトはこちらから

http://tracking.iritrack.com/DUB08/posi/?lang=fr&page=checkpoints&stage=2&sector=1&order=pos&vehicle=2

2008年10月28日火曜日

from jun

大失態だ。
分かっているのに惑わされてしまう。
悪魔がスキをついて襲ってくるのだ。
もっとつとくならなくては!!!
どんな事があっても、自分が正しいと思った事を貫く!!!
今までもそう思って間違ったことはないんだから。
リズムを崩されないように、邪魔されないように、何をされようが自分を
信じるのみ!!

でもトップと差が12分程度でよかった。
正直もっと差がついたと思ったからね。大丈夫。十分挽回できる。

でも2日目は相当難しいコースらしいから、今はミスしないことを
最優先するよ。

LEG1 ラリー1日目

アブダビの7つ星ホテル「エミレイツ・パレスホテル」でのセレモニアルスタートの後、

アブダビからビバーク地方面へと南下する281kmの競技セクション。
小砂丘とハイスピードのサンドトラックがメインのコース。

from Jun:
「ステージ終盤の小さな砂丘のくぼ地でフロントを突っ込みスタック。20分ぐらいのロスタイム

 トップとの差は12分だけなのはラッキーなので、これから挽回してみせます。」

写真

セレモニアルスタートの順番を待っているところ

SSのゴールで打合せしている光景

市販車部門

POS NO DRIVER/CODRIVER TIME-DIFF MAKER

1. 204 ALHELI/AL KENDI 00h00'00 NISSAN

2. 218 ROSSO/LURQUIN 00h09'57 NISSAN

3. 211 MITSUHASHI/MIURA 00h12'24 TOYOTA

総合成績

POS NO DRIVER/CODRIVER TIME-DIFF MAKER

1. 201 AL ATTIYAH/THORNER 00h00'00 BMW

2. 203 NOVITSKY/TYUPENKIN 00h18'11 BMW

3. 205 HOLOWCZY/FORTIN 00h28'01 NISSAN

4. 204 ALHELI/AL KENDI 00h34'22 NISSAN

5. 215 REID/WALKER 00h40'25 NISSAN

6. 218 ROSSO/LURQUIN 00h44'19 NISSAN

7. 211 MITSUHASHI/MIURA 00h46'46 TOYOTA

2008年10月27日月曜日

from jun

昨日はプロローグラン会場から出るのに大渋滞したり、予約していたホテ
ルで予約確認が取れずあたふたしたりちょっとドタバタしたけど、ようや
く今エミレーツパレスの前からスタートします。

プロローグランではかなり好位置だけれど、基本的に今日のスタート順番
を決めるだけのようなものだから、とくに気にしていない。

それより、今回乗るランクル200は本当に早い。パワーがあって走
破性もあると言うことなし!!!
何だけど、ひとつだけ弱点がある。それは砂丘エリアが苦手ということ。
何しろ3トン近い車体はとにかく重いし、また17インチのタ
イヤは大きくて出足が鈍るのと、扁平タイヤなのであまり空気を抜けな
い。
だから、走っているうちはいいんだけど、一度柔らかいところに捕まれ
ば、すぐにハマってしまう。砂丘しかない今回のレースには、実は不向き
なマシンなんだ。

でもこれは言い訳じゃないんだ。
その証拠に、オレをはじめ、メンバー全員が勝てると思ってる。
そのためにもミスなく丁寧に走ろうと思ってる。
とくに今年は砂が柔らかく難しいといっていたから、尚更気を抜けない。

でもこの苦手なレースで結果が出れば、俄然ダカールラリーが面白くなっ
てくるよ!